やさしい女

いつでもひとりでいたかった
それが強さでないと知っても

あまりに辛くて変わってしまった
柔和な心を忘れてしまった

感情の機微以上に夢中になれるものが
私にあれば

孤独をごまかす道具に
私はあなたのことを使っているのか

耳を塞ぎたい 裸足で歩いた道も
あなたのことも 思い出せなくなるから

薄れてく日々に あなたの声が
名前がもう わからない

愛してるわ 愛してたわ
泣かないでね 泣いてないといいけど